自己破産で提出する作文とは何か?記入内容とコツを紹介
自己破産にて行われる作文とは
作文の提出が求められる自己破産
自己破産が他の債務整理、任意整理や個人再生と異なる点は裁判所に自身がなぜ借金をすることになったか、支払不能となった経緯は何か債務整理で自己破産を選んだ理由や、支払い不能の現在の状況を反省し未来に向けてどう行動するか?といった内容を自分の書いた文章で説明する必要がある点が挙げられます。
提出する書類の陳述書の中に、作文として自らの書いた文章で説明する事になります。この内容次第では自己破産が認められるか否かの評価が分かれる為手を抜かずに書く必要があります。
実際に作文として提出する文章量は、裁判所が用意する陳述書によって異なるもののおおよそA4用紙2枚分程度を設けられている事が多く文字数に表すと1200文字程度が、現在の作文の文字量の傾向にあります。
無論、債務者の借り入れ状況によっては当然増える事もあります。文字数稼ぎでダラダラと書きすぎても問題ですが、逆に少なすぎると裁判所から書き直しを命じられる事もあります。
400字詰めの原稿用紙3枚程度。文章を書くのが抵抗無い人であればそこまで苦戦することなく書けるかもしれませんが子供の頃から読書感想文が苦手だったり大人になってから文章を書く機会がめっきり減った方にはなかなかの苦戦かもしれません。
この作文は非常に大事な所です。記入するべきか判断に迷ったら、弁護士と内容を相談し推敲して仕上げていきましょう。
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作文の書き方についての最大の注意
嘘を書かず、矛盾を発生させない
陳述書自体そうですが、嘘を書かない。記載内容に矛盾を生じさせない事が第一です。裁判官は陳述書の内容と作文の記載内容、後に行われる裁判官との個人審尋で「債務者が自己破産に至らざるをえなくなった背景とは何か」「債務者は自己破産を申し込む事になった事に対し、きちんと反省し未来に生かそうとする前向きな姿勢を持っているか」といった事を債務者に問います。
そんな中で記載された内容に嘘がある、あるいは記載内容に不備があって矛盾を生じていると「債務者は自己破産において真剣に取り組んでいないのでは」「記載内容に矛盾がある。もしや何か隠している財産があるのでは」と、疑われてしまう事にもなる訳です。
裁判官に提出する前に弁護士にチェックしてもらって文章の内容を推敲したり不明点があれば相談して記入する事になることがほとんどですが弁護士も人間ですので見落としてしまう可能性もゼロではありませんしあるいは自己破産の手続きを弁護士に依頼せず、全て自分で行う人の場合だと自己チェックで抜け落ちてしまうケースもあります。
故意でなくても裁判官に与える印象は悪くなってしまうのは否めません。最悪、免責不許可となる事もあります。矛盾が発生していないか、記入漏れが無いかをしつこいぐらいにチェックするのは勿論第三者の人に見てもらえるのであれば、その方にチェックを頼んでみても良いかもしれません。
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実際に記入する作文の必須項目と準備物
まず用意するのは債権者一覧表
作文を記入する際に、事前用意が必須な書類が債権者一覧表です。この書類は自己破産のみならず債務整理を行う際に必要な書類で
- 業者や個人問わずに借りている先の会社名や個人名。
- いつから借り始めたのかを記す期間
- 現在借りている金額
等を記した書類となっています。この書類が必須となる理由は「借金に至る経緯や返済状況、自己破産に至るまでの道のりを矛盾なく記入する必要があるため」です。
記入必須項目1 借金をしはじめた理由
まず借金をしはじめた理由を記入しなくてはいけません。借金をしたのはどこの貸金業者なのか、あるいは個人なのか金額や借りた時期も併せて正確に記入しましょう。
記入必須項目2 多重債務に陥った経緯
次に自己破産に至る一つ前の状態を記入する必要があります。ほとんどの例で借金をしたのが一箇所ではなく複数と思いますので最初の借入先から何故追加で借りる事になったのか経緯を含めてしっかり書きましょう。
この辺りを記入していると何故債務整理をせざるをえない状況になったのか今になって分かる事もあると思います。当時借りていたお金を返せず滞納してしまったので他から借りた。ギャンブルに熱くなりすぎて更に別の業者から借りた等理由は様々ですがその理由に対して結果論であってもどうするべきであったかの反省も述べておくべきです。
記入必須項目3 債務整理でなぜ自己破産を選んだのかその理由
債務整理には任意整理や個人再生など他にも存在します。その内、なぜ自己破産を選択したのかその理由を詳しく書く必要があります。大勢の方は免責による借金の帳消しが目的と思われますが例えば経済的に返済するのが難しいというならば現在収入が無い事あるいは肉体的、精神的に病気を抱えており治療に専念せざるをえないため、働く事自体が難しいなど自己破産を選択した理由を細かく記入していきましょう。
記入必須項目4 自己破産する事についての反省、また未来への展望
自己破産自体は国が定めた国民の権利です。しかし貸金業者や個人問わず貸したお金が返ってこない、即ち損害を与えた事実には変わりません。その事に対して反省の弁をしっかり述べなくてはいけません。また自己破産という債務整理を経験して、今後の人生にどう生かしていくか具体的に述べるとより良いと言えます。
一例として自己破産に至る経緯が返すあてが無いのにお金を借り続けたのが多重債務が原因ならば今後しばらくはクレジットカードの発行やローンの契約は出来ないのでそこで借金に頼らない生活を送り、正しい金銭感覚を身に着ける。といった事を述べて、その為に家計簿をつけ始めた、貯蓄も始めたという具体的な行動を記すと高評価です。
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作文のちょっとした小技 裁判官に悪い印象を与える記述は避ける
「債務整理の前に、過払い金の有無を調べて過払い金が発生していたらそちらで返済するつもりでした。元々ローンの金利が低かったので、金利カットしても返済額が大して変わらないので自己弁護士と相談した結果、自己破産します」自己破産に至った経緯が上記の通りでも、裁判官として上記の文章を見たらあまり良い印象にならないかもしれません。
文章を少々変えてみるのが良いでしょう。例えば自己破産にいたる経緯をしたためた先の文章を少々書き加えてみると。自己破産をする前に、弁護士とよく相談した結果自己破産が妥当であると結論になりました。その理由は大きく分けて三点あります。
一つ目は長期間、借金の支払いを続けていた為過払い金の発生等も調べましたがそちらも完済に至る金額ではなかったこと。
二つ目は現在滞納しているローンの金利も高くなく、任意整理で金利や利息のカットでは返済に応じる事が難しいこと。
三点目として何より現在収入が無いという状況で、自己破産以外での債務整理が難しいと判断した為です。
このように言いかえる事もできます。正直に書き過ぎるよりもきちんと反省し理由等を分析している方が高い評価を得られるでしょう。最後に自己破産に至る経緯を書き記していくこの一連の作業は、非常に辛いものであると伝えておきます。
わずか1200文字程度とはいえ、自らの辛い体験を思い出しながら正確に書いていくのは非常に辛い作業です。実際に自己破産を行った人達も、この作文を書いている内に涙が止まらなかったと多くの方が述べています。ただこの工程を越えなければ自己破産の次のステップに行けませんし、弁護士等に代筆を依頼することもできない作業です。
今は辛くても数年が経てば良い経験だったと思えるようになりますので、決して辛さに負けて筆を置かないようにしてください。
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