債務整理の手続きはどう進む?借金相談から解決完了まで
相談から借金額の確定まで
借金問題の解決策となるのが債務整理です。債務整理は専門家である弁護士に依頼する事が可能です。
まずは弁護士と相談
債務整理を始める前にまずは弁護士と相談し、どの手続きが適しているのかアドバイスを受ける事が必要です。電話で予約を入れ、約束した日時に弁護士事務所に直接出かけます。弁護士から生活や仕事、毎月の返済額、返済の滞納があるかどうか、借金の経緯などが聞かれます。キャッシングやカードローンのカードや契約書、郵便物、利用明細書などを持参するとスムーズです。
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任意整理による債務整理
債務整理の手続きのうち、任意整理が最も利用頻度が高くなっています。
弁護士が受任通知を発送
弁護士が任意整理を受任すると債権者に受任通知を発送します。これにより債権者は弁護士が介入してきたと分かります。受任通知を受け取りした後は取り立て禁止となるため、ひとまず精神的に楽になります。その後は弁護士が代理人となり債権者との交渉を行います。
債務者自身で債権者と直接交渉する事は無いです。
借金額を確定
債権者に取引履歴の開示を請求し、取引状況を調べます。届いた取引履歴を見ながら利息制限法の上限金利で引き直し計算を行い、借金額の確定を行います。過払い金がある場合は返還請求を行います。過払い金の額が大きいほど借金が減り、後の分割返済が楽になります。
弁済金と弁護士費用の積立開始
過払い金を差し引いてもまだ残っている場合、将来の弁済金に備えるため積立を行います。この時は弁護士費用も含めて積立する事が必要です。弁護士費用は任意整理の場合、着手金1社当たり4万円ほど掛かります。その他にも報酬金として経済的利益から10%ほど掛かります。着手金無料と言う弁護士事務所があるため、事前に着手金がどうなっているか確認して下さい。
和解案を作成し債権者に送付
3年での分割返済や将来利息のカットなどを含めた和解案を作成し債権者に送付します。その和解案を元に債権者と交渉、その交渉がまとまれば任意整理成立です。債権者が任意整理に応じないと成立しない事があります。成立しない時は他の債務整理で借金問題の解決を図ります。
和解契約を結ぶ
口頭だけの和解契約では後で言った言わないとなるため、きちんと書面で和解契約を結びます。和解契約が守られなかった場合、債務不履行責任を問う事が可能です。例えば任意整理で分割返済を行うと決まった後、債権者から一括返済してくれと言われても、和解契約通りに分割返済すると拒否する事ができるのです。
逆に債務者が和解契約通りに分割返済を行わない場合、債権者は強制執行をかけると言う事ができるのです。強制執行は給与差し押さえのため和解契約はきちんと守る事が大切です。
分割返済終了で解決完了
和解案に沿って分割返済を行います。
債権者への分割返済は債権者指定の金融機関口座に債務者自身で振り込みすると言う返済方法が一般的となっています。弁護士に振り込みを依頼する事も可能であるものの、1000円ほどの手数料が発生する場合があります。年での分割返済全て弁護士に任せると手数料だけで負担が大きくなるため、債務者自身で振り込みしたほうが良いです。分割返済が終了すれば借金問題は解決完了となります。
任意整理後はブラックリストに
任意整理後から約5年間はブラックリストに掲載されます。この間はキャッシングやカードローンは勿論の事、住宅ローンも新規で組む事はできないです。クレジットカードの作成もできないため、申し込みは削除後まで待って下さい。
任意整理で借金問題解決できない場合は
任意整理は他の手続きと比べると減る借金額が少ないと言うデメリットがあります。もし任意整理では借金問題解決できない場合は個人再生や自己破産と言う選択肢もあります。
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