任意整理・個人再生・自己破産の違いについて
債務整理にはどのようなものが存在しているのか?
大人になればなるほど、お金の話というのは重要なものとなっていきます。必要な買い物をするために、カードによるキャッシングなどを行うこともけして珍しくはないでしょう。それはつまり借金をしているということです。
借金というのはかなりネガティブなイメージがありますよね?しかし、計画的に利用していけば、 金利や滞納などに悩まされるようなこともなく、上手に返済して行くことができるんです。しかし、ギャンブルにどっぷりとはまってしまったが為に、借金が膨れ上がってしまう人も、、、。そうなると、いくつものカード会社から借金を繰り返して、自転車操業のような状況に陥ってしまっている人も珍しくはありません。
そのような状況で、どうしても借金の返済が難しくなってしまった時には、債務整理を行いましょう。債務整理というのは、今ある借金を法律に則って減らしてくれる作業のことを言います。債務整理は自分だけで行うのではなく弁、護士に相談する一般的です。代表的な債務整理には次のようなものがあります。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
それでは、次の項目でそれぞれの債務整理について細かく解説していきたいと思います。
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それぞれの債務整理について
債務整理の度合いについては、任意整理、個人再生、自己破産の順番に大きくなっていきます。それぞれのやり方に特徴があるので、自分の状況に適した任意整理を選ぶようにしましょう。
任意整理とは?
任意整理とは、話し合いにより借金を整理していく方法です。弁護士を通して、借金をしている金融会社と直接交渉することになります。そのため、いくつかの金融会社から借金をしている場合には、全ての金融会社から了解を得なければなりません。
借金の総額が比較的少ない場合に採用されます。特に、過払い金の調整に力を発揮する方法です。過払い金とは利息を納め過ぎているケースのことで、実は意外と多いケースです。すでに借金を支払い終わっている状態でも、過払い金の請求はできるケースがあります。
個人再生とは?
個人再生は、借金が膨らんでいるにもかかわらず、支払いが不能になっていない人たちを対象にした任意整理です。そのため、一定の収入がある人達には「財産を取り押さえない」などの配慮がなされています。つまり、マイホームを持っている場合や車を所有している場合には、その所有財産を守られるということです。
借金の状況によっては、約80%がカットされたり、元金を1/5に減らすことが可能なケースもあります。原則として、3年かけて残りの借金を返済していくというルールです。個人再生は、借金の理由を問われないというのも特徴的。法律に基づいて借金を調整していく方法なので、手続きが非常に複雑になっています。ですから、必ず弁護士に相談するようにしましょう。
自己破産とは?
自己破産は、今抱えている借金が返済不可能という場合に採用される方法です。債務整理の中で、一番聞き慣れたキーワードではないでしょうか?一番の特徴は、何と言っても借金が0になるということです。この部分だけ聞くと、メリットに溢れている債務整理に聞こえるかもしれませんが、それは間違いです。
後の将来のことを考えると、一番リスクの大きい債務整理だと言えるでしょう。そのリスクというのは、財産を没収されてしまうということです。マイホームや車などを持っている場合は、これらの所有財産は手放さなければなりません。クレジットカードなどを作成することもできませし、職業によっては一定期間働けないケースも出てきます。ですから、自己破産を考えている場合には冷静になって判断するようにしましょう。
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